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俺よりも少しだけ大きな身体にふわりと優しく包まれて 髪の毛が首筋にかかって、くすぐったさに目を細めた 上がる体温をそのままに 震える手をおずおずと背中に回して、修一の服をギュッと掴んだ 抱き締め返したら、これ以上くっ付けないくらいに、グッと引き寄せられて ピタッと、胸と胸がくっ付き合った 早鐘を打つ鼓動の音が重なり合って、数秒もしない内に聞こえてくるのがどちらの鼓動の音なのかわからなくなった なんていうか、溶けて、混ざり合う感じ。修一も自分の、身体の一部みたいな ああ、着ている洋服が邪魔だ。もっと、もっと引っ付きたいのに。ほんの少しの隙間だって、空けたくはないのに でも 「あー、心臓ヤバい。めちゃくちゃドキドキしてる」 「修一、ごめん。やっぱ離して」 「はあっ!?」 「……死にそう」 これ、絶対ダメなやつだ。これ以上引っ付いてたら、心臓破裂する。呼吸止まる 今までずっと我慢してたから、これでもかってくらい引っ付きたいのに、引っ付いたら引っ付いたで呼吸もままならないとか ある意味拷問だろ 「ふはっ!死にそうなんだ」 「笑い事じゃない」 こっちはマジで心臓止まりそうなんだから、とりあえず、一旦離れて そう言ってみたけど、修一はケラケラと笑うだけで離す気はないみたいだ。だって、抱き締める手に、さっきよりも力が込められてる まあ……修一が笑ってるなら、いっか
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