第7話 やっぱり好き

やっぱり好き

そんなことを考えていると、いつの間にか家に着いていた。

「じゃあ、また明日な」

やさしい笑みを浮かべながらそう言った義くんからは、いつものことながら物凄くあたたかいものを感じて、あたしも自然と笑みがこぼれた。

そしてそのままその場を去っていった義くんの背中を、見えなくなるまでずっと眺めていた。