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本棚に追加やさしい笑みを浮かべながらそう言われたら、もう枯れてしまったと思っていた涙がまた溢れてきた。
今のあたしにとって義くんはほんとに安らげる場所で。
無意識に、義くんにはすべてを曝け出してしまうんだ。
義くんはそんなあたしの手を引いて、ゆっくりと歩き始めた。
連れられるがままについていくと、そこは空き教室で。
「次、サボっても平気?」
義くんはそう言いながらあたしを椅子に座らせた。
けれど、巻き込まれているのは明らかに義くんの方で。
「義くんこそ、いいの?」
サボりとは無縁そうな義くんを、あたしのためにサボらせるなんて、そんなの良くないと思って訊いてみるけれど、
「凛の中の俺って、かなり真面目な生徒だよな」
義くんは笑いながらそう言った。

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