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秀臣の呼び出しはいつも唐突。
こんな彼のパターンには慣れたけど、今日はいつものように適当な格好で出向く訳にはいかない。
「急で悪いな。
俺の言葉に合わせてくれればいいから。」
「……わかってる。」
膨れっ面でレクサスの助手席に乗る私。
彼から連絡があったのは、今から1時間前の午前9時。
兄弟たちが帰省しているから一緒に実家へ行こうと、さも当たり前のように誘われたのだ。
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