マキシ、はしゃぐ。

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「ふんふふーん‥♪」 イリナはハゲるなんて言ってたけど、そんなの関係ないよね! まだまだ若いんだし。 「あー‥‥きもちー。ふぅ‥。」 キュッとシャワーを止め、お風呂場からでる。 「‥‥さむっー!」 は、はやく服きよっ! とりあえず体をタオルで拭いてそのままタオルを巻きつけ自分の部屋へダッシュ! 「こら!マキシ!! はしたないことしない!!」 「わわっ!母さん!ごめんなさーい!!」 楯鵞夜マリア。私の母さん! けっこー口うるさい。 「マキシ!今日という今日は!」 「うわぁーん!今日だけはカンベンしてよー!」 「問答無用!!」 とりあえず部屋に引きこもってやり過ごそう‥‥。 「ふぅ‥きがえよっと。」 母さんがバンバンとドアを叩いているけど無視無視。 なに着てこっかな‥‥♪ 「ふーんふふーん♪」 よっし、母さんも諦めたみたいだし、そろそろ行こっかな。 そろり、そろり、と家を抜けだし外に出る。 「んーっ!いい天気だぁー!」 太陽の光を体いっぱいに浴びて私はエリアとの待ち合わせ場所である駅前の噴水広場へ向かうことにした。 結局、服はショートパンツにヒラッとした薄めのシャツ、アクセサリーにネックレスとブレスレットつけてみたり。 たぶんエリアは白のワンピに帽子被ってくるだろーなぁ‥‥。 時計を見る。 09:59。 「‥‥え?」 もう一度時計を見る。 10:00。 「うわーーーー!!」 見間違いじゃなかったし!ヤバい! 「なんでいっつもこーなんのー!」 この後、私が全力疾走でエリアのもとへ向かったのは言うまでもない。
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