第3章 淵源

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優子は姿の見えない何者かから必死に逃げた 逃げて逃げてたどり着いた先は... 稗田はあの事件の後連れ出した女と一緒に住んでいた 女の名は霧矢美琴というらしい 彼女によれば年は稗田よりはるかに上だということだけをいって 女に年齢なんて聞くもんじゃないよ と一喝された。 あの事件の直後村の人が失踪したと思われた4人のうち2が生還のちの警察の調べで後の2人は死亡していることがわかった。 2人は衰弱死 たった3日の出来事なのに異様にやせ細ったその姿から俺ら2人は事情聴取を受けた けれど死亡した2人の状態等を見れば殺人ではないことから自殺として処理された。 一緒に救出された琴美は琴美自身がなんとか取り繕って俺の友達ということにした。 「ねぇ、ご飯どうする?」 琴美が聞いてくる。 まるで付き合ってるみたいだと俺は思っていた。 「ねぇってば!」 琴美が小突いてきた。 「あ、あぁご飯ね。今日は外で食べないか?」 「外で?ん~ いいよ」 琴美が嬉しそうに答える。 「準備するから待ってて」 そう言い奥の部屋に嬉しそうに小走りで行った 町がネオンで包まれる中 琴美と稗田はファミレスに向かった
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