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「確かに、正直Dは助かんない あんな強力な奴に憑かれたら正直うつてない、それに....」
そこで俺がいうのをやめた
「どうしたんだよ、いきなり黙って、」
Bが心配そうに言う。
「いや、大丈夫だよ。」
そう一言だけ返した。
「ここにきてから少しお前変だぞ。どうしたんだよ」
Bが言う。
「俺の言うこと全てを信じてくれるか?」
真剣な眼差しで言う。
「ああ」
「......俺は未来から来た。いや、正確には同じ時間をループしてるっていう感じに近いかな。」
そういった。
「お前らはここで全員死ぬ。」
そう単調な口調でいった。
「死ぬって、意味わかんねぇよ アニメじゃあるまいし。 そもそも同じ時間をループしてるならなんで全員助けられないんだよ!」
Bが怒鳴った。
「俺ら全員だよ 全員。意味わかるか?俺を含めてだぞ、だから何回も繰り返してるんだよ。いい加減このループから抜け出したいからな、それに今回でもう繰り返すことはできない 」
「なんでだよ 意味わかんないよ。アニメじゃないんだからさ、そんな事考えられるかよ」
Bが半泣きで言った。
「でもそれが現実だ」
俺は淡々と言う。
「じゃあこのあとどうなるんだ? お前が見てきた世界だとこのあとどうなるんだ?」
Bが聞いてくる。
「いつも俺がこの話をすると決まってDが戻ってくる、別人のような顔して。」
そう俺が言った直後来た道から足を引きずるような音がした。2人して後ろをふりかえるとそこにはDが立っていた。
「よぉ」
そう一言だけ呟いた。
「お前本当にDか?」
Bが聞く
「いや、こいつは本物だ、今回は何かが違う やっぱり前回の世界であれをしたからか…」
そう呟いていると、
「何ブツブツもの言ってるんだよ。」
そう笑いながら近づいてきた。
「ちょっと止まれD」
そう言う。
「お前さっき妹と一緒にいただろ」
「あぁ そうだけど、それがどうした」
「お前、妹の名前は…」
そう俺が聞くとDの目が泳いだ。
「D 実の妹なら答えられるよな? 早く言えよ、お前の妹の名前はなんだ?」
「妹の名前は…名前は‥‥…な…ま‥え…ナマエ…ななななななななぁぁっぁっぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!!」
Dがいきなり豹変して襲いかかってきた。
「やっぱりな お前の妹は10年前に死んでる上に実の妹じゃない。そう簡単には俺らは騙されん B逃げるぞ」
そう叫ぶとさらに洞窟の奥へと走って行った。
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