第1章 嚆矢

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さらに洞窟の奥に行くと開けた場所に出た。 「ちょっとここいらで休むか」 そうBが提案した。 「そうだな だいぶ体力減ってるしな」 そう言って石に座り込んだ。石はひんやりしていて少し冷たかった。 「なぁ そういえば懐中電灯は?」 Bが俺に聞く 「さっき逃げるときお前が放り投げて壊してた。」 「え まじか 必死で気づかんかった」 少し喋っては沈黙が続く。 「今何時だろうな 」 俺がぼそっとつぶやく 「少し寝ておくか 疲れてたらどうにもならんから」 そういうと 「そうだな 少し横になるか」 Bがそう言って2人とも横になった。今までの疲れが出たのか横になると途端に睡魔が襲ってきた。 そして深い微睡みの中へ2人とも誘われていった。
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