第2章 別離

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何時たったかわからない。 目を覚ました時は相変わらずあたりは暗闇だった。 隣にいるBはまだ寝ている ふと周りを見てみるとだいぶ暗闇に目が慣れたようでよく見えるようになっていた。 今まで気がつかなかったがどうやら奥にも道があるらしい。 「おいB!起きろ」 Bを起こした。Bは眠そうに目をこすっていた 「なんだよ~ なんかあったのか?」 あくびをしながらBが返答した。 「奥に道があるみたいなんだ、寝る前は暗くてわかんなかったが目が慣れたみたいでよく見えるようになったみたいだ。ほらあっち見てみろ」 そう言って俺は指をさした。 「行ってみるか?」 Bが言った。 「もうここまできたら進むしかないだろう?引き返そうにも奴らがいるかもしれないし」 「だよな なら行こう。」 そう言って立ち上がり奥の道へと進んで行った。 5、600メートル進んだあたりで先が少し明るくなってきた。 「出口なのか?」 Bがそう行った。 「いやそれはないはずだ。俺らは階段や下り坂をきた 今まで上り坂や上り階段はなかった。まぁ必ずしも出口じゃないとは言えないが....けれど出口にしちゃ明かりが少し暗くないか?」 そう俺が尋ねた。 「確かに どちらかというと蝋燭とかそういう明かりに近いな」 「まぁここで話してても意味ないからとりあえず先に行ってみよう」 そう言い 2人で明かりの部屋を目指した。
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