プロローグ

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 うぎぎぎ……うっ……ふぅ……全く、僕が神じゃなかったら、君を訴えてる所だよ……、と自分の人差し指を無理矢理引っ張って元に戻す。  賢者タイムとかwwwwww神様の癖にwwww 「それで、どこまで話したっけ……あ、そうそう。そこで、君に僕から能力を授けようって話だよ」  勇者=チート、ではなく、魔王=チート。 「でも、ぶっちゃけ終わりの無い恐怖が訪れるだけだけど、大丈夫なの?」 「そこはまぁ、君だから大丈夫なんじゃないかな」  ははっ、と軽く笑う神と言われてる意味がいまいち解らない私は、今日一で相成れないと思った。 「さて、それでは早速だが能力の付与に移ろう」 「はい、女の子達のおパンティ『ピーー』が欲しいです」 「話聞いてた!? 僕は神龍じゃないし何一つ隠せてないから止めて!?」 「では、僭越ながら……」 「おぉぉぉぉい!! なんで君は脱ぎ始めてるの! 馬鹿なの!? 貴女馬鹿なんですか!? アームストロングどころの騒ぎじゃないよ!!」  カ オ ス w w w w w w  私の一言で、この場に混沌が生まれ出でて、神様がの突っ込みランクが、眼鏡が本体のあの人と似て非なる突っ込みレベルへと上がった様だが、息も上がった様だ(チラッ ……いや、なんでもないよ。うん。 「はぁ……はぁ……と、取り敢えず身体能力の強化、具体的に言うと通常、人間は体に眠っている力を三割程度しか扱えていない。自然と体を護る為に、リミット設けているからね。そこで、僕が君のリミットを解除して百パーセントの力を引き出せる様になる、勿論、負荷に耐えられる様にもするよ」  僕が、君のリミットを解除する(意味深 「神様、不潔始めました?」 「なんの話!? 今の話の中で一つも不潔なところないよ! ちょっとくらい信仰心持とう!?」  信仰心は投げ捨てるものwwwww私は博霊派wwww 身体能力ねぇ、力はタイラント並み、速さは俊足のデビルバットゴースト、体はなんで死なないの? と思う程、時計塔にいるシザーマンばりの不死身に近い。  ……え、なにその化け物の塊。  私が勇者だったら、両手を上げて降参するわ。
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