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欲への熱の高まりで紅く熟れ、ぷっくりと膨らむ花芯の奥に指が忍び込む。
いかなる侵入者をも許したことのないピンク色の花弁は拒絶するどころか、更なる深みへと誘い込もうとみだらに指に吸い付き、奥へと引きずり込もうと促す。
「あぁ、ああ、んくっ、だめぇっ」
これまで感じたこともない身体中の熱を一ヶ所に集めたようなゾクゾクと駆け巡る快楽にびくんと腰を逸らし、秘めたる部分に伸びる蓮の手首に哀願するも、彼は欲望の虜になってしまっていた。
ナカを擦る中と薬指の動きが躊躇いがちなものから攻撃的な律動へと変わり、ぷくりと膨らんだ芯部の先に包まれた核がきゅっと摘ままれた瞬間、翠の頭はそれ以上何も考えられなくなり、真っ白になった。
大腿がガクガクと揺れ、腰が浮き始めたことで、その時が近いことを知った蓮は息を絶え絶えに悶え喘ぐ翠の頬にそっと唇を落とした。
「センセ……イッていいよ…」
「いっ……ん、ぁあああああん、れ、れんっ…！
れんっ……蓮……っ」
「大丈夫、俺にしがみついていいから……」
脚のあいだがきゅうっと収縮を繰り返して脳髄まで甘い刺激に満たされた翠の身体が甘美な瞬間にうち震え、華奢な肢体をぐったりとわななかせた。
くてんと後方の自分へともたれ掛かる翠が、愛欲の吐息を上げて息を弾ませる姿に蓮は堪らない愛しさを感じ、行為で痙攣を繰り返す蜜壺から挿し込んでいた指を解放させると、小さな背を大きな腕ですっぽりと包み込んだ。
「センセー……可愛い…！」
「………………ばかぁ……え」
翠は腰下に何かがこつんと当たる感覚に気付き、そろりと腕を背中に忍ばせた。
ふと当たるものの正体に気付き、すぐに腕を引っ込めたのだが。
「センセー……誘ってるの？」
「…………！」
ギラギラと雄々しさを増した塊を目にした翠は、今しがたの熱さを思い出してかああっと顔を染めた。
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