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「はぁ、大方電気代が払えなくてエアコンも効かないから事務所で…とか、そう言う魂胆だろ?」
「名推理でス」
「そんでもって、食費がヤバいから録な物も食べてないな?」
「うぅ…」
俺は、大きな溜め息一つ。
席を離れ、奥の給湯室(自分専用キッチン)へと向かう。
「プロデューサー?」
「ちょっと待ってろ。 簡単だけど朝飯くらいなら作ってやる。」
~十分後~
「ほら、有り合わせでしか無いけど、こんなもんで良いだろ。」
テーブルに並べられたのは、トースト、目玉焼き、添え物のサラダetc~。
「お、おぉ。 ありがとうございます。こんな私の為にここまで…。」
「そんな事言うな。アイドルの体調管理も仕事の内だから。 冷めない内に食べてくれ。」
「では、頂きます。」
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