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「真南人。ごめん。次いくよ」 「え?」  真南人は、夏川に脇を掴まれると、いきなりくるりと腹ばいにされた。そして、強い力で腰を持ち上げられると、真南人の尻は夏川の顔の前でとどまる。 「る、瑠生さん?」  真南人は不安で上ずった声を出したが、このうえなく恥ずかしい格好を晒しているというのに、夏川にされるがままという状況に、真南人のペニスはあっという間に欲望を擡げ始める。 「ゆっくり解してあげる。真南人が気持ちよくておかしくなっちゃうくらい」 「え?」 「ほら、ここ、俺をすごく誘ってる」 「い、いやだ。見ないでください!」 「……そう? その割にはされるがままじゃない?」 「そ、そうだけど……え? ああっ、やあっ、ちょっ!」  夏川は、真南人の尻を鷲掴みにし、親指で秘部を広げると、徐々に顔を近づけ、真南人のアヌスを舌でこじ開けるように舐め始めた。 「ああっ、だめっ、そんなとこ、やめてっ」  真南人は慌てて身を捩らせながら振り返りそう懇願したが、夏川にしっかりと尻を掴まれてしまい身動きが取れない。夏川は、唾液を絡ませながら舌を突くように刺激を与える。その舌はまるで別の生き物のように卑猥な音を立てながら、真南人のそこを丁寧に解そうとする。その、言いようのない感覚に、真南人は腕に力が入らず、顔を枕に突っ伏しながら喘いだ。 「んんっ、瑠生さんっ、やめっ」  あの綺麗な夏川の顔が、自分のこんな場所を舌で愛撫しているのだと思うと、信じられないような気分になり、これは夢ではないかと疑いたくなった。でも体は正直で、夏川の舌先からの快感に、真南人の屹立は益々激しくなる。 「ああっ、やだっ」 「駄目だよ。真南人。まだまだこれからだからね」  そう言うと夏川は、ベッドサイドの引き出しからチューブを取り出し、自分の手にその中身を惜しみなく出した。
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