第1章

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9月10日 『これからどうなるんだろう』 そんな不安を抱えながら、よしみは病院へと車を走らせる 病院へ行くまでの道は、難しくなかったので迷う事は無かったが 大きな病院で、人もたくさん 病院の中で迷ってしまいそうだった 紹介状の受け付けは、入り口の側だったから、すぐに分かったが 受け付けを済ませると 「真っ直ぐ行くと、エスカレーターがあって、エスカレーターを昇ると、すぐ後ろに外科がありますから」 受け付けの人が、よしみに教えたが よしみは、エスカレーターの場所が分からずに 結局 入って正面に見えた階段を上って行った 上がってすぐの所で 『どっちだろう?』と、キョロキョロ辺りを見ているよしみに、男性の職員が 「どうされました?」 と、声を掛けてきた よしみは 「外科って、何処ですか?」 と、聞いてみた 教えられた通りに少し行くと、外科の受け付けが見えた 付いて来た母は「車で待ってる」と、行ってしまったので よしみは、そのまま外科の受け付けへと向かった
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