第1章

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外科の受付でよしみは 「超音波と、マンモグラフィーの検査に行って下さい」 と、青い大きな封筒を渡された 一緒に渡された、受付の紙の裏にあった病院の地図を指しながら看護師が 「あそこのエスカレーターを降りて、1階のここが超音波検査室で、真っ直ぐ反対のここがマンモの検査室です」 と、説明した 「どっちから行ってもいいの?」 よしみが聞くと 「どっちからでもいいですよ でも、マンモは痛いから超音波から行く人が多いです」 そう、よしみに教えた 看護師さんにお礼を言って、検査に向かうよしみの前には、探していたエスカレーターが 本当に外科のすぐ目の前にエスカレーターがあった 地図を見ながら よしみは、まず超音波検査室へと向かった 行くと、検査を待っている人がたくさんいた 受付をして、よしみも椅子に座り待った だいぶ待ってやっと名前を呼ばれ、中に入ると 若い女性が 「私が先に診させていただきます」 と、言ったが そう言われても、よしみには全く分からなかった ただ反射的に 「はい」 と、返事をした 後ろに居た女性が色々とアドバイスをしていた どうやら新人さんらしい
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