あとがき

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『かわいいその子』いかがでしたか? 今回のテーマは愛、家族、そして児童養護施設。を組み込んでみました。 なかなか児童養護施設の子供たちを知る機会がないと思います。 なかには学校のクラス友達だよ。とか、地域の近くに施設があるよ。なんて方は交流があるかと思います。 そんな私は児童養護施設の出身でして、12歳から18歳までお世話になりました。 ということで(?)これを期に暗いイメージを払拭しようかと…。 作中にもあるように、一年間の行事は目白押しで、施設対抗運動会や球技大会、クリスマス会や餅つき、一泊二日の旅行があります。 加えて父の日には男性指導員、母の日には昔で言う保母さんに日頃の感謝を伝え、子供たちの誕生日には、その子の希望メニューを夕飯に作ってお祝いをしてくれます。 なもんで、誕生日の続く月はごちそうが毎日で子供達は大喜びでした。きっと食堂のおばちゃん達は大変だったと今になって思います。 そんな児童達はいろんな家庭事情があるわけですが、暗黙のルールとして誰も聞きません。そして話もしない。 自分を理解して、いい意味で諦めている子もいれば、諦めきれずにあがいている子もいます。だからなのか、二十歳前後で結婚する子が多いように思います。 たぶん幸せな家庭、家族が欲しくて自分でその理想を求めているんじゃないかと…。私の見解ですが…。 私もその一人なもんで…。 っと…。あとがきなのに自分の身の上を語ってしまった。 そんなわけで、春輝も自分の幸せを手に入れたようですし、宏もひょんな事から里親になって、春輝とも再会。充実した人生がこれからも続くんじゃないかな。 最後になってしまいましたが、 今回、絵師殿達のナイスなキャラデザで妄想する。という素敵なイベントで、尾張屋らんこさん、南ひろむさんのキャラデザをお借りして生まれた作品です。 尾張屋らんこさん、南ひろむさん、のキャラで楽しませてもらいました。 ありがとうございます そして、ここまでお付き合いしてくださった皆様に感謝を込めて…。 ありがとうございました♪
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