第3章 宝物を町民に返す物語

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第3章 宝物を町民に返す物語

 2人がどんどん歩いて行くと 栄町の方からタイコの音が聞こえる。  花姫の目が輝き 良幸にほほえむ。 「お祭り、やっておるな」 「うん」  途中の町役場で昔の人が 神社のお祭りの紙をはって 宣伝をしていた。  太鼓のリズムに もう待てない花姫。 「荷物をかくして 先に祭りを見に行こう」 「うん 宝物は後で考えよう。祭りが先だい」  めんどうなお荷物は 後回しになる2人。 image=491352531.jpg
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