第2章 山賊(さんぞく)にねらわれた財宝

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 花姫は すばやく父の後ろへ回る。  良幸『やったね。おじさん』と 喜び Vサイン  山賊の三男は かわりに良幸を人質にしようと追いかけるがつかめない。  山賊の次男は 父上をたおそうと 横からおそいかかる。  父上はすばやく回れ右!  山賊の兄をタテにして 次男から身を守る。  山賊の次男は 勢いが止められず、思い切り『兄き』を刀でさしてしまった。  血を流す山賊の兄。 「ウウ!・・・バ カ ヤ ロ ウ!」山賊の兄は ズルッとくずれ落ち、次男をにらみ「ドサッ」と前にたおれる。  兄をさしてしまい 次男はあわてて後ろに引く。  兄のうめき声で 三男がふり返り 次男を責める。 「ニィ兄ィ 何てことすんだよ」 「くそっ」  山賊の次男は 弟に責められ やけくそで父上に突進。  父上は 山賊の次男に刀をふりながら 良幸に 「坊主、かくれてろ じゃまだ」と 指示を出す。    良幸は物置小屋が見えたので そちらに逃げる。なぜか道具を借りた物置小屋とそっくり。風で小屋のドアが「ギィ一ッ」と開いた。  山賊の三男が また良幸をつかまえようと追ってくる。  良幸が小屋に飛び込むと同時にドアが閉まった。  三男が来ると 小屋は回転して 角で三男を吹っ飛ばした。 「ウワッ」転がる三男。
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