セラフィムに命令されて

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◆◇◆◇◆ 神戦から100年。 天界。幾人もの天使が集まる世界。 そこで1人の男が、草原でのんびりと日向ぼっこをしていた。 男の目立ちは、銀に赤いメッシュを入れた髪。17歳前後であろう外見と眉目秀麗な顔立ちをしている。だが目を引くのはそこではない。 背中から生えている12対の純白の翼と、腰にかけられているクラウ・ソラスとルーン文字で彫られた細剣。 どちらも神々しく、重い雰囲気を放っている。 男は知り合いが近付いてきてるのを察し、起き上がった。 そして、知り合いが目の前に立つと、話し掛けた。 「hello.ガブリエル。今日も元気かい?」 彼…焔天使ウリエルに近付くのは氷天使ガブリエル。彼と同じく天使だ。
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