1

4/12
前へ
/127ページ
次へ
::::::::: 車線をはみ出した車。 転倒したバイク。 タイヤの痕がくっきりと残っている。 交通事故の記憶がよみがえる。 僕はちぎれかけた右腕を引きずりながら身体を起こす。 血が流れている。 そこに― 妻の顔があった。
/127ページ

最初のコメントを投稿しよう!

127人が本棚に入れています
本棚に追加