きっかけ

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"もうこの家うるさい!!しまう場所も少ないし" そんなママのグチが頻繁に聞こえるようになってきた。 さすがに家が狭いかなって感じてきたのは結婚して5年目に入った頃だった。 今住んでる場所は都心部にある住宅街。目の前がバスレーンのため、夜中も交通量が多く、長女のサーも車の音で目を覚ましては夜泣きをする。 サーの紙オムツや粉ミルク、それに着替えやおもちゃ。家の中に者があふれてる。 そもそもこの家は、結婚当初のお互いの希望の間を取る形で決まったもの。 お互いの実家に無理なく行けて、通勤も苦痛にならない距離。 結果的にはママの家にかなり近づいたが、お互い納得してた。 当時ママも働いており、通勤時間を考えるとちょうど一緒位。いや、オイラが少し遠いくらいかな。 裏通りに入ればもう少し家賃も安くなったかも知れないけど、ママが残業で遅くなったとき、裏通りを歩かないといけないのは嫌だったから、少しうるさくてもバスレーン沿いに借りた。
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