第四章 火の屋

11/28
148人が本棚に入れています
本棚に追加
/158ページ
 次の爆発は、集まった警備の頭上で起きた。 爆発の規模は小さかったが、 天井が落ち、続いて床が落ちた。  警備が手薄になったところで、強化ガラスが割れ、 全身黒ずくめの集団が中に入り込んできた。 黒の集団は、 ガスマスクも装備している。  こちらは、 銃器類が取り上げられているというのに、 黒の集団は完全武装だった。 「御卜、袈裟丸を呼べ」  大神が、黒の手袋を嵌めていた。 大神が銃撃を避けながら集団に歩み寄ると、 一撃で急所だけを狙い、一人ずつ倒してゆく。 「全く、こう派手だと、殺せないからな」  殺す?出雲と、大和の姿が消えていた。 暫くすると、 袈裟丸と銀狐のメンバーがやってきて、 黒の集団との戦いになった。
/158ページ

最初のコメントを投稿しよう!