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アラーサを狙ってくる銃弾が、
カーブを描いて壁に命中していた。
あきらかに、
銃弾は、アラーサを避けていた。
「アラーサは、鬼城で訓練していたのよ。
だから、
このくらいなら平気」
どこからか出雲が現れ、
大神の一升瓶を取り上げた。
「大和、アラーサを連れて行け」
静かに現れた大和は、
無言で、アラーサの腕を取り、歩きだした。
パーティを銃撃された、フラビオ家が怒りだす。
鬼城のメンバーは引き揚げ時だった。
「大和」
アラーサが、
大和にビールを差し出した。
大和が怒るかと思ったが、
少し立ち止まると、小さく笑った。
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