148人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし、
和やかな雰囲気も、部屋の前で固まった。
「誰か、入ったな…」
どこがどう違うのか、俺には分からないが、
機材の配置が違っていると大和が言う。
「そっと、外に出るぞ」
大和が、
足音も立てずに外に出る。
俺も出ると、扉を閉めた。
「ソニア、
誰が、中に入った?」
「映像では何も入っていない」
大和は、街中に出ると、
何かのスイッチを入れた。
「部屋の機材を爆破した。
戦車が囮か、なかなか…」
大和が、苦笑いしていた。
部屋は他にも用意していたらしが、
そこも危険だと、大和は爆破してしまった。
「あとは、どこにするかな」
芝生の公園で、寝転ぶ大和は、
それでもソニアを使って、
護衛の状況を確認していた。
最初のコメントを投稿しよう!