第三章 フラビオ家

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 その通りに伝えると、 暫くして部屋のドアが開いた。 「宇宙警察、フラビオ支部が 誰かに襲撃されて全壊しているよ。 誰かは、 知らないけどね」  大神に腕を掴まれて、 大和が連れて来られていた。 「大和、床に正座!」  今回の任務の内容を、 大和は何回も大神に復唱させられていた。 「大和、今は鉄鎖でも火の屋でもなく、 鬼城 大和だよな」  大和が、頷く。 「それでは、俺は任務に戻る」  大神が部屋を後にした。 大和は暫く口を閉ざしたままだった。  他のチームも苦戦していたらしく、 花火のショーの前に作戦変更が告げられた。 「俺達、三人で組む。 他のメンバーは俺達の補佐をしてくれ」  戦力を、分散していたのでは、 相手の対応に間に合わない。 宇宙警察は、 もしかしたら何万という人材を投入しているのだ。
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