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正装して、大和と大神、出雲が現れた。
アラーサの横で、
警備を行う為だった。
「すごい…」
モデルが三人としか言いようがない。
これが警備だとは、
知らない人は考えもしないだろう。
アラーサもそれは同じだったらしく、
何度もため息を付いていた。
「主役が霞む…」
主賓席で、アラーサが花火の観覧をしていた。
花火は地面から、建物から空からと、
音楽と共に、
変幻自在な光と火を現した。
一般にも観覧可能にしているので、
あちこちから歓声があがっていた。
俺は、連絡係として、
アラーサの横に付いていた。
「三分に一回は、
こっちにも花火が飛んでくるというのが、
マメだ」
大神は、アラーサを狙って飛んでくる花火を、
丁寧に一個ずつ方向を操作させて曲げていた。
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