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アラーサの席は空中にあり、下はプールだった。
プールに映る花火も又美しかった。
しかし、席のワイヤーを切られそうになること、
十回目。
「少し、静かにして貰ってもいいかな?」
大和が、
心底ウンザリとしているようだった。
「仕方ないね。いいよ、大和」
出雲は、ニコニコとすると、
ワイヤーに触った。
ワイヤーに高圧電流が流れたらしく、
プールに何かがボトボトと落ちて行った。
それは、
係員がすぐに片付け、
何事も無い綺麗なプールに戻った。
「それでは、俺も」
バーンと大和が指で銃を造り、
撃つ振りをした。
次の瞬間、
大量の花火が一気に爆発し、大歓声が起こった。
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