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「一度もそう呼んだ事はありません」
大和曰く、
帰って来たらこうなっていた。
以前は厳しい、
頭領の顔の武尊だったそうだ。
「今日は一緒に風呂に入って、
一緒に寝ようね」
「その意見は、却下します。
俺は任務中です」
アラーサにも口出し出来ない、迫力があった。
「大和、君の妻と子供たちはね、
パパが陰ながら補佐したよ。
元気で暮らしている」
表だって補佐したら、
火の屋の敵に殺されていただろう。
「その点は、感謝します」
大和が、
深く頭を下げた。
「感謝は、態度で示してね。
今日は、ボクの部屋で眠る、
いいね、大和」
最後の方は脅迫に似ていた。
長いディナーが終わると、
大和は武尊に連行されて行った。
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