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「大神と出雲は、大和の恋人なのか?」
二人揃って首を振る。
「好きだけどさ、それは別にして、
あれは大変だよ」
「全く。俺達はお目付け役として、
仲間としての存在で充分。
大和の為ならば、命も懸けられるとは思うけど、
恋には命を懸けない」
複雑な存在のようだ。
「さてと、
火の屋がせっかくアラーサを見てくれているから、
休むぞ」
各自、部屋に戻り睡眠とした。
次の日、
大和はいつもより数段上をいく無口になっていた。
大神と出雲は慣れているのか、気にしていないが、
俺は居心地が悪かった。
「御卜、俺達は時折消えるけど、
誰か一人は必ず残る」
アラーサの後方に三人が控えると、
人目を惹いていた。
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