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家に帰りつき僕はソファーに座り込んだ。渡された本の題名は「孤独な鳥」、彼女、サチの話によるとかっこうの話だという。
「“おぉ、親知らずの鳥は何処までも翔んでいく”…か。」
といいつつ栞を見た。
ー満天星堂はいつでも本をお貸しいたしますー
裏をみると、
ー3日後来てください、
お見せしたいものがあるので
サチー
つまり…3日後までにこれを読む…だと?取り敢えず太さが、業界線上のボクライゾン並みだ。
汗を垂らしつつ、本との戦闘する。
あれ?以外に面白いぞ。
何時間たっただろうか?時間をみると、3時。
九時程度から読み始めたのでじっくり6時間読んでた。気付いたことで眠気と空腹感が襲ってきた。
「取り敢えず、飯…。」
眠気を押さえつつキッチンへ。
「あ……………。」
そうだった。帰りに食材を……。
お金の入った茶封筒をみる。残金319円……。
何に使ったかノートをみる。
新しく炊飯器、冷蔵庫を買い替えたんだった。
予算オーバーだったらしい…。
ぐー…。
「………寝よう。」
仕送り、給料日まで一週間。
あと…1週間どうしよう…。
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