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校舎を出て、離れた体育館へ向かう。
その時体育館からは不気味な雰囲気を醸し出していた。
玄関に着いた時広い体育館には既に部活生がバレーやらバスケやらと練習試合が行われており、
シューズのキュッキュッと音が無数に響く。
そんな中玄関のすくそばにある階段を上り、二階の更衣室に向かう。
誰も居ない事を確認したのか絹島は先に女子更衣室の中に入る。
「うわ....。」
何かあったのだろうか?
「どした?」
俺も中に入る。
すると、
「こ、これは....。」
実に香ばしい匂いであった。
女子の匂いであろう柔らかな香りが
俺達の嗅覚を刺激する。
匂いを嗅ぐために来たのではない
はやく、パン....幽霊の痕跡を探さなくては。
5分あたり調べたところそれらしい痕跡は何もなかった。
ついでに下着も見当たらなかった。
「はぁ...んだよ。
何もねえじゃん!確かにこっちにはいったんだけどなぁ...」
絹島が肩を落としながら女子更衣室を後にする。
俺も出ようとした時。
ブルッ.....
なんだ?
一瞬だが背後から急な鋭い視線が襲った
女子更衣室から出ると、
不気味を増す体育館に悪寒が襲う。
絹島はいつの間にかいない。
「置いてくなよ....。」
その後は何事も無く帰宅した。
翌日。
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