第一章 奇妙な噂

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 遂にはお祓いがされたり、 霊能力者が呼ばれたりもしたが、 住めない家だと告げられただけだった。  住んでは、いけない家。  科学的には土台が悪い、 地面の状態が悪い。 天然ガスの発生がある等。 でも、 言えない理由、既に住んでいるモノが居るから。 既に住んでいるモノ、 それは呪いと称されるものだった。  子供たちが肝試しだと、空屋に入り、 帰って来なかった。 親たちが必死に探し、 地元消防団やボランティアが、 周辺の山や池も探したが見つからなかった。  火災の家。 住んではいけない家。 人が消える家。 その3 歯車の占い  その占いは、アドバイスのみで、自力で解決する。 人気の占いで、 占いの館の一角にある。 看板には、 一文字、繋(つなぐ)とある。 歯車と称される占いで、 自分の運命と、 似た運命の人物を見つるというものだった。
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