3、寡黙職人VS腹黒王子

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木の棚に並べられ、飾られているのは、 母国の、大人の妖しい玩具たちでした。 「な、なんで、ここにこれが……」 まるで、インテリアの様に飾られています。 「――キミの国は、玩具を恥じているようだが、俺はこの玩具の形一つ一つが芸術品だと思っている」 「ええ!? このイボイボが付いたのとか? この穴しか開いていないパンツとか? この糊よりもベタベタする口ーションとか……」 「あ、触らない方がいいよ。使用済だから全て」 え。 え。 ええええええええええ!? 「キミを一階で放置した夜、この部屋で下のキミに声が聞こえないように遊ぶのは――スリルがあって楽しかったよ」 おおおう! 彼は処女どころか、工口すぎる!!!!! 「俺の褌を探し求めてくれてキミと、キミの国の玩具を愛用している俺。 やはり、運命だったようだね」 男前に彼は笑う。 私はそれが堪らなく、ドキドキキュンキュンします。 「あ、あの、その、貴方が玩具で遊ぶ姿、みたいです!」 正座してそういうと、彼は男らしく笑う。 「――ああ」 その日、私はジャパニーズパンツと、私の呪いの権現である玩具が、融合するのも不思議な気持ちで見ました。 それでも、此処は天国で間違いありませんでした。 ジャパニーズパンツが、引き寄せた運命の。
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