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「‥‥。どうするかのう?」
だが、すぐに承諾するつもりはなくジジィはワザとらしく焦らすように首を傾ける。
‥‥野郎め、楽しんでやがる。
それから少しの静寂が続き、俺が喉の渇きと空腹に耐えきれず膝を着くと同時に。
「まぁ、いいじゃろう。珍しい早描きの陣詠唱も見れたからな。さて、ワシの宿屋に入りなさい。」
あっさりと承諾した。
承諾するつもりならさっさとしやがれっての!
ガラマの入口で倒れてから約50分。
色々あったもののようやくジジィに肩を貸されてなんとか店内に入ることができたのだった。
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