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なんと、そこにはチョコレートになったお姫様がいたのです。 それだけではありません。 お姫様の周りをフワフワと飛んでいる光。 それは、妖精だったのです。 妖精たちは、 「お姫様はチョコレート。ピカピカ金色のチョコレート。悪いことしたお姫様。お菓子の精にお菓子にされる。」 と、歌いながら踊っていました。 人々は、やっと理解できました。 お城に兵隊がいなかったのも、部屋からお菓子しか出てこなかったのも、みんな妖精たちがお菓子に変えてしまっていたからなのです。
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