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人々に気づいた妖精が声をかけてきました。
「私の名はエルフレイド。スイーツフェアリー王国の姫より、この国の姫を退治せよとの命令があったため、その仕事をしていたところだ。お前たちは何の用だ?」
と聞かれ、人々は驚いた。
その妖精、エルフレイドは、さっき歌を歌っていたときより声が低く、威厳があったからだ。
「何の用だ?」
と、もう一度低い声で聞かれたので、人々は素直に答えた。
「私たちは、このお姫様を倒しに来たのです」
「なぜ?」
「私たちはお菓子が大好きなのです。しかし、ある日、お姫様がこの国のお菓子も、お菓子の工場も全部買ってしまったのです」
「私たちはそのお姫様を倒して、お菓子と工場を取り返そうとしたのです」
すると、エルフレイドはフッと笑って、
「この国の姫は私たちがチョコレートにした。安心するがいい。これでお菓子も工場も戻ってくるだろう。兵隊たちもお菓子にしておいた。それも食べられるからな」
と言いました。
しかし、人々は納得がいきません。
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