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「い、鴨脚君!」
それは幼なじみの生瀬咲良(イクセサクラ)だった。
自然に首が斜めに曲がる。
同時に彼女も首を斜めに曲げる。
鏡ですか?
「何の用すか?」
「あ、えっとね!鴨脚君文化祭実行委員だから、教えようと思って」
「そうなのか………え?」
僕の頭の記憶は自動で遡り始める。
そんな実行委員に立候補した覚えはないぞ。
「へ、へぇ……僕が実行委員…」
「う、うん………あっ、私も実行委員だから、安心して?」
「あっはい」
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