Primo Capitolo..

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「い、鴨脚君!」 それは幼なじみの生瀬咲良(イクセサクラ)だった。 自然に首が斜めに曲がる。 同時に彼女も首を斜めに曲げる。 鏡ですか? 「何の用すか?」 「あ、えっとね!鴨脚君文化祭実行委員だから、教えようと思って」 「そうなのか………え?」 僕の頭の記憶は自動で遡り始める。 そんな実行委員に立候補した覚えはないぞ。 「へ、へぇ……僕が実行委員…」 「う、うん………あっ、私も実行委員だから、安心して?」 「あっはい」
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