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それは普段と変わり無い1日になるハズ…だった。
「ッ!?……?」
ゾワッと何かが一瞬走り抜けたかの様な感覚に襲われたかと思った瞬間、何か違和感を感じた。
しかしその違和感が何か分からない。
なんとも表現出来ない感覚に首をかしげていると…
「サ、サセト中佐!
た、大変です!!」
慌てた様子で駆け寄って来たマリネは、必死な形相。
何か一大事が起きたのかと身構える。
「わ、私の異能が全く使えないんです!!
皆の怪我を治すことが出来ないんです!!」
「なッ!?
…取り敢えず落ち着けマリネ。
状況を詳しく…」
「マリネ少佐、サセト中佐丁度よかった。
スイ大佐が呼んじょる。
緊急召集じゃと」
パニックになっているマリネを落ち着かせ状況を確認しようとした時現れたのはアガタであった。
緊急召集と言う言葉にサセトの表情は真剣なものに変わり、マリネは不安そうにアガタとサセトを見ていた。
そして大佐の執務室とは逆方向へ行こうとするアガタをひっ捕まえスイ大佐の執務室へと急ぐ。
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