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これは後から近藤さんに怒られちゃうかも…と思いながら、落ちないように総ちゃんの胴着をそっと、でも、きゅっと握る。 わかってないんだろうな。 総ちゃんにとってあたしは歳の離れた妹のようなものだから大切にしてくれる。でもあたしは違う。近藤さんが祝儀を挙げたように、あたしも総ちゃんの隣に居たい、そう思っている事を。道案内を心配してくれるととても温かい気持ちになる事を。
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