***2015***

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冷蔵庫からペットボトルのお茶を取り出すと、コップを2つ持って俺の部屋に戻る。 「広司―、そっちいっちゃった!」 階段の上から葵が覗く。 パタパタと足音がして、小十郎が俺のところまで降りてきた。 「そろそろテスト勉強しようか」 残念そうな葵をみるとちょっと笑ってしまうが、一応勉強するのに来たのだし、と声をかける。 「そうだね」 葵は気を取り直したように言うと、俺からコップを受け取り、部屋へ入る。 たまに見せる表情が色っぽい。ああ、やっぱりたまらない。 俺は葵の腕をぐっと引くと、そのまま彼女に唇を重ねた。
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