***1861***

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平太というのはこの近所の餓鬼大将のような子で、その子もその子の周りも男女問わず総ちゃんに懐いていた。 総ちゃんは江戸に家があるけれど、この道場に預けられた。総ちゃんが預けられた時、あたしはまだ生まれておらず、あたしにとって総ちゃんは一緒に暮らす家族で兄で男の人だった。
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