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__懐かしい。
千春と並び絵本を読んでもらっている夢。
夢なんていつ振りだろうか。
僕の家は母子家庭だったから、
親は多忙で、一緒に居た時間はほんの僅かだったけれど、それでも毎日寝る前に絵本を読んでくれた。
何故なら、それしか屋内で遊べる物がなかったから。
…なんて思い返していたら、元気の良い声がした。
「おはよおおおっ!!元気??千秋っ!!」
コレは僕の友達。かなり幼いころから中が良い(のだろうか)、僕の趣味を理解しようとしてくれる…、
貴重な友達。
名前は悠斗。
僕は悠って呼んでるけど…。
「悠うるさい」
「意地悪~、この位許してよ~!ね、ち あ き?」
「うるさいってば、抱きつかないでよ気持ち悪い」
「気持ちわr…!?そりゃないぜ…」
「黙って」
「くっそーー!可愛くないぞ!千秋??」
「可愛いとか…」
全く、どうして僕はこんなのと一緒に居るんだろうか。
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