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ゆっくりとページを捲る。と、たちまちそこに広がる風景色に魅了されていく。
古都トレド。サグラダ・ファミリア聖堂。アマルフィ海岸。ブリュールのアウグストゥスブルク宮殿…。
息を呑むばかりの世界がそこにあった。
気づくととっくに日付が変わっていて慌てた。
今日は奴にしてやられた感がある。
――――でも、悪くは無かったな。
そう思った時、不覚にも顔が浮かんだ。
「右から左に『俺』ってのはどうです?」と。
――――うわっ!ヤバい!右から左に聞き流したはずが戻ってきた!あ~、寝よう!こういう時は寝るに限る!自慢出来るほど寝つきのいい私。寝て、朝になったら忘れてしまえる!絶対に!
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