1 出逢いの章

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いつしか矛先は、今ここに姿の無い二股男へと向かっていた。 ――――真剣だった。その為に、好み通りの気の強いしっかり者の女を演じ、随分と我慢もした。それなのに…。 最後の最後、涙が落ちた。 最低。最悪。恥晒し。人前で泣くなんて中学生以来だ。 しかも、こんな見ず知らずの男の前で。
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