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巫女「おや?強い穢れが残ってますね」
魔剣士「巨大猪の死骸のあった場所だな。あの一撃で地面にめり込んでるな」
魔剣士っ《血が付いたシャベル》
巫女「そのスコップで掘るのですか?」
魔剣士「シャベルでしょ?」
注、東日本のシャベルと西日本のスコップは同じ物で、西日本のシャベルと東日本のスコップも同じ物ですが、どちらの地域でもシャベルとスコップは違う物を指します。魔剣士が使っているのは今回は大型の凶器としても使われる物です。
魔剣士「まあいいや。穴堀開始」ザクザク
魔剣士「」ザクザク
魔剣士「」ザクザク
巫女「何が出てきました?」
魔剣士「これは宝玉?」
巫女「穢れが凄まじいのでできないとは思いますがダメ元で」
巫女っ《御札》ピカーン
巫女っ《ボロい御札》
魔剣士「あ、ダメだこりゃ。全然減ってない」
魔剣士「キャパ足りるかな?」
巫女「無茶はしないでくださいね」
魔剣士「おう」
魔剣士(褐色)っ《漆黒に輝く宝玉》
魔剣士(漆黒)っ《灰色に煌めく宝玉》
巫女「魔剣士さん、もう止めて下さい!なんか皮膚の色が人間がしていい色じゃないですよ!」
魔剣士(角と翼付き)っ《天空を照らす宝玉》
魔剣士(人外)「一応穢れを全て吸い付くした。キャパギリギリ」
巫女「いえ、その見た目は完全にアウトです。角とか翼を生やす人間はいません」
魔剣士「確かに角はいないよな。翼は一人いたけど」
巫女「誰ですかその人は?」
魔剣士「回復魔法でダメージを受ける恩人の旅人さん」
巫女「その人を普通の人間として扱ったら駄目な気がします」
魔剣士(人外)「じゃあ帰ろうか」
巫女「せめて人の見た目に戻って下さい」
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