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魔剣士(漆黒)「お掃除お掃除ルンランルン♪」
巫女妹「ノリノリなんだね」
魔剣士「そりゃ綺麗になると気持ちいいからね」サワヤカー
巫女妹「魔剣士さんを見ると自分が穢れて見えるよ」
魔剣士「そうでもないさ。僕自体が酷く穢れているからね」
巫女妹「どういう意味?」
魔剣士「僕はね、先天性な能力で、それこそ産まれる前から穢れを吸い込む体質があるんだ。で、それを呪われた道具に加工して減らすのは後天的な能力なんだよ。だから僕は最初から凄く穢れて汚れているんだ」
巫女妹「でも体質はそれは魔剣士さんのせいじゃないよ。だから気にしなくてもいいのに」
魔剣士「まあそうなんだろうけどね。けれども、僕自体はやっぱり穢れて汚いから、少なくとも僕のやることや生き方は綺麗でいたいし、それに周りのみんなにも綺麗でいてもらいたいんだ」
巫女妹「魔剣士さんが眩しい。後光が射して見える」
魔剣士(漆黒)「?」
巫女妹「あと、あたしも綺麗に生きたいから、掃除を手伝う」
魔剣士「それはどうもありがとう。一緒に神社を綺麗にしよ」
巫女妹「おー!」
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