最初の仕事

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魔剣士「と言う訳で、やって来ました村の畑。しかしこれは・・・」 巫女「傍目には動物に荒らされた様に見えますけど、穢れが酷すぎます」 魔剣士「食べかすから考えると猪かな?だとすると星は相当強い呪いを帯びた猪だろうね」 魔剣士「しかし、これはほっといたら農産物どころか、土自体が怪物になるよ」 巫女「ええ。なので」 巫女っ《御札》ピカーン 魔剣士(胸元から御札を取り出した。いったいどれだけ盛っているんだ?) 魔剣士「怪物が生まれない程度には穢れが祓えたみたいだね」 巫女「そうですね。なので今はこの程度で十分です。それより、穢れの大元を叩かないとまたこんな畑ができます。急ぎましょう」 魔剣士「その前に」 魔剣士っ《》 巫女(魔剣士さんの能力は穢れを吸収してそれを呪われた武器に変える能力。つまり今、私が浄化しきれなかった穢れを集めているのですね) 巫女「終わりましたね」 魔剣士「それじゃあ急ごう」 巫女「ええ。穢れの跡を追っていけば見つけれるでしょう」 魔剣士「入り口と出口の違い・・・は、今回は同じだからいいのか」 巫女「別れたらその時に考えましょう」
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