お仕事その3

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一つ目「しかし魔剣士さんにとっては珍しくなか?人と妖怪が共存しとんのは?」 魔剣士「そうですね。大抵は種族で一つの国を作ってますし、大国同士でさえ交易とかはあまりありませんからね」 一つ目「そうなんか。外の事をよく知っとるのお」 魔剣士っ《旅人さん仕様旅の心得》ボロ 魔剣士「恩人の旅人さんから、旅の心得とか世界情勢なんかを纏めたメモを貰ったんです」 一つ目「ほー。因みにどう書かれとるんか?」 魔剣士「そうですね」ペラペラ メモ帳ー世界情勢 『三大陸を魔族国、獣人国、竜翼国、冥府国、聖王国の五大国とその属国等の小国で争っている。それぞれの大国は差別主義が強く、基本的に一国一種属となっている。また五大国以外の大国として輪国があるがこの国は例外』 メモ帳ー輪国 『天帝が治める国。政策の一つに八紘一宇があり、他種族融和政策をしていた大国。世界中に存在する人類種や輪国固有種の妖怪種、龍種が存在する。それ以外に渡来してきた少数の魔族種、天界種、獣人種など八大種が天帝の下で平等に共存している。『拒絶の穢れ』発生により、世界から切り離される』 メモ帳ー拒絶の穢れ 『約100年前、輪国を囲うように穢れの壁が吹き上がった。それ以降輪国は世界から切り離されることとなった。ただし完璧ではなくしっかりした準備と複雑な手順を踏めば渡航は可能だが、戻れない模様』 魔剣士「といった感じですね」
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