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巫女妹「座敷童子ちゃんはお留守番しててね」
座敷童子「」コクリ
巫女・巫女妹「「行ってきます」」ダッシュ
座敷童子「」フリフリ
巫女「急いで下さいと言ったけど、これは急ぎすぎ」
巫女妹「そうだよね。まさかお兄ちゃん、道具を造って空を飛ぶとは思わなかったもん」
巫女「異国には空を飛ぶ乗り物があるのね」
巫女妹「乗りたかったなー」
巫女「呪われるから無理よ」
巫女妹「夢がないなー。それより、お兄ちゃん大丈夫かな?」
巫女「魔剣士さんは強いからそっちは心配いらないわ」
巫女妹「そっちは?」
巫女「魔剣士さん、普通に戦うと周囲に穢れをばら蒔いてしまうの」
巫女妹「それ、戦わない方がよくない?」
巫女「それでも強いから。怪物も簡単に倒せるから、それだけは負担が減るわ」
巫女妹「あ、そうか。生きているのに浄化しようとすると術に抵抗するから、穢れが増えても一辺倒した方が楽なんだ」
巫女「けど、直ぐに怪物を浄化しないと穢れを吸収して強化するという悪循環」
巫女妹「それ、急がないとまずいじゃん」
巫女「ええ。だから怪物に襲われた村へ急ぐわよ」
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