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巫女「またページを捲っている間にまた別れ道ですか」
魔剣士「メタ発言は・・・。まあいいや
。けど流石にどっちに行けばいいかはわかるよね」
巫女「明らかにこっちの方が穢れが濃いですからね」
魔剣士「それもあるけど」
怪物A『ウァァァアアァ』
怪物B『ウァアアァウア』
怪物C『ウァァウァァア』
魔剣士「怪物が生まれる程に穢れが貯まってるからね。だからここから先は縄張りなんだろう」
魔剣士(それぞれ石、植物、蜂が変化した怪物か。サイズは人間大。サイズに対して極端に穢れが強い訳でもない。何も問題ない)
巫女「気をつけてください!人間大の怪物はかなり強いですよ!」
魔剣士(虫と草が元になったなら炎には弱い)
魔剣士っ《天をも焦がす黒き焔の剣》スパスパ
怪物B、C『グギャアァアアァ』メラメラ
魔剣士(石ならそれ以上に硬い物でぶつければいい)
魔剣士っ《血染めのバールのような何か》ゴンッ
怪物A『』バタ
魔剣士「おしまい」
巫女「しゅ、瞬殺」
巫女(腕に自信があるとは聞いていましたが、まさかこれ程とは)
魔剣士「浄化は頼むよ」
巫女「え?貴方もできますよね?」
魔剣士「穢れのキャパに余裕を持ちたいから、今回は無しで」
巫女「御札は只ではありませんし、無限に有るわけでもないんですけどね。原則使い捨てですし」
巫女っ《御札》ピカーン
魔剣士(またもや胸元から取り出しているけど、どれだけ盛っているんだろう?)
怪物達『』サラサラサラサラ
巫女「ところで魔剣士さん、怪物の穢れが当初感じた量に比べて増えている気がするのはどうしてですかね?」
巫女(見当はつきますけど)
魔剣士「そんなの穢れでできた武器に触れれば、穢れが移るのはわかりきった事でしょ。怪物より濃いいし」
巫女「やっぱり。ひょっとして、その、能力は効率悪いんですか?」
魔剣士「穢れを別の何かに移す事はできても減らす事ができないから、浄化能力としては意味がない。自然浄化が間に合う程度に薄めるくらいしかできない」
巫女「つまり貴方が戦えば戦う程・・・」
魔剣士「周囲に穢れが貯まって強い怪物が生まれます」
巫女(魔剣士さんの能力はどちらかといえばマイナスよりなのではないでしょうか?)
巫女「雑魚は私が倒すので、強い相手だけお願いします」
魔剣士「はーい」
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